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フォーラムの内容
「大隅の自然を楽しむ」
市来 よし子さん (大隅半島の自然を考える会・会長)
「動物がつなぐ人間関係」
小迎
和代さん (日本ATC学会・理事長)
「動物の不思議?を体験!する」
野上 悦子 (サンクチュアリ・プロジェクト・理事)
「日本のチンパンジーの暮らしぶり」
鵜殿
俊史さん (株)三和化学研究所
熊本霊長類パーク・獣医師
「市民と協同でつくる動物園」
岩野 俊郎 (北九州市到津の森公園・園長、サンクチュアリ・プロジェクト・理事)
フォーラムの様子
(フレンズ会員の福永さんに感想を書いていただきました)
大変有意義な時間でした。残念ながら、集まった人はそう多くはなかったのですが逆にそれがアットホームな感じの雰囲気のフォーラムだったと思いました。
市来よし子さんは御自分の生活と自然の付き合いをとても面白く語ってくださいました。今の時代、普通に生活していても自然や生き物に対して目を向ける事が少なく、自然から受ける様々なことに対しての有難みや感動、驚きなどの感情を感じることを忘れていた自分に「なんてもったいない事をしていたのだろう」と反省しました。
残念ながら、市来さんのように大隅の素敵な自然に囲まれた生活ではないですが、少なからず私の周りにももっとたくさん目を向けて自然と会話をしてみたいと思いました。市来よし子さん、見た印象も生き方もとてもシンプルで素敵でした。
アニマルセラピストの小迎和代さんとサンクチュアリプロジェクトの野上さんは、動物を通して人間と人間、もしくは人間と動物の優しくて強いつながりを作る活動をとても楽しそうにされているなあと感じました。
小児麻痺の女の子が彼女よりもとても大きな犬に包まれながらもぐっすりと寝ている姿は本当に微笑ましく、種は違うけれども同じ命を持っている姉妹のようにさえも見えました。
また、子供だからといって決して馬鹿にできなくなったのが、動物の観察スケッチです。子供だからこそ?真剣に丁寧に、細かく正確なスケッチを完成させるのかもしれません。絵の苦手だった私からは「脱帽!」のオンパレードでした。
このような活動の中には、動物を知るという事の他にたくさんの生きるうえでの大切な教えがあると思います。学校側、家庭側、地域側にもっともっとこの活動の素晴らしさを理解していただく機会を作り、たくさんの子供たちに参加していただきたいと切に願います。応援しております。
鵜殿俊史さんによるチンパンジーの講演と、到津の森公園園長・岩野俊郎さんの動物園の現状についての講演は、全く知らなかった事ばかりで大変勉強になりました。
なぜ、チンパンジーのサンクチュアリが必要なのか?⇔無理やり群れから離されたチンパンジーをチンパンジーらしい生態で暮らせるようにするため。結局、チンパンジー達は私たち人間のエゴによる被害者だと感じました。
それと同じく、人間のための動物園で実際の生態とは全く異なる生活を強いられているほとんどの動物たちにも、サンクチュアリを作らなければならないのではないかと考えました。動物園が動物それぞれのサンクチュアリになる為には、維持費や食費、人件費などがかかりすぎることからかなり厳しいであろうのは想像にたやすいですが、まずは現状を変えるにはどこかからか声を上げることが大事だと。そういった流れを今回ここから生むことはできないだろうかとも思いました。
会場でも多くの方がそうだった様に、今の動物園は「狭い檻に入れられてかわいそうだ」という感情を持ってしまう。そのことが動物園嫌いやリピーターの減少につながり、結果的にいつまでたっても赤字経営から抜け出すことができない、現状の変わらない動物園のままになっている気がします。私も「狭い檻」の感情を持ってないわけではないが、動物園にもっとがんばって欲しい、動物が活き活きとしている姿をみたいという願いもあって、動物園に通っている。
できれば、今回のチンパンジーの話や動物園の現状については本を作っていただきたいぐらいです。フォーラムに参加された人たちだけでなく、もっとたくさんの人へ日本全国に向けて発信し、理解を得られたらいいなと感じました。
最後に、みんなで討論したペットの飼育環境についてはさまざまな意見が出ましたが、私一個人の意見としては、その子についての正確な知識(生態はもちろんのこと、性格なども含め)と最後まで変わらぬ愛情と責任を貫き通すということが大切だと思っています。
今回はアットホームな雰囲気だったからこそ、率直な意見交換ができたのではないかと思いましたが、来年は今年よりもたくさんの人に出会えるのを楽しみに、どのようなフォーラムになるか期待していたいと思います。素敵な講演、ありがとうございました。
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